託児所を利用するメリットとデメリットについて

託児所を利用する最大のメリットは、育児と仕事を両立できることです。女性の社会進出と共に保育所を利用する保護者が増加しています。その結果、保育所の審査に落ち、預けられない待機児童が増えました。職場に託児所があれば、育児のために仕事を辞めることなく働けるでしょう。

また託児所付きの職場であれば、子どもが風邪を引いた時などにいち早く駆けつけることや、自分で授乳することも可能です。保育所は迎えに行くまで距離があるので、緊急時に駆けつけることが難しい場合もあります。

さらに、託児所は子どもにとってもメリットがあり、複数人預かっている託児所であれば他の子と遊ぶことで社会性が身につきます。初めは保護者と離れるのを寂しがるかもしれませんが、家にはないおもちゃなどがあれば保護者が近くにいなくても楽しく過ごせます。複数人いる託児所であれば、仲の良い友達を作ることもできるでしょう。

一方、職場の託児所を利用するデメリットは、職場まで子どもを連れていく必要があるという点です。例えば電車通勤だった場合、保育所であれば預けてから仕事に行くことができますが、託児所付きの職場であれば電車に一緒に乗る必要があります。朝の通勤電車に乗ることは、子どもにとっては辛い可能性も考えられます。また、施設の規模が小さかったり園庭がなかったりすることも多く、お遊戯会や運動会などの行事をあまり取り入れていない園もあります。

育児と仕事を両立したい人にとって子どもの預け先は重要です。特に子どもの預け先を探すのに苦労しがちな看護師さんにとっては院内託児所がある職場は魅力的といえるでしょう。将来的に子どもを育てる予定がある看護師さんは、院内託児所を利用するメリットとデメリットを事前に調べておくことをおすすめします。