託児所と保育所の違いについて

未就学児を預けることができる施設は複数ありますが、それぞれ特徴があるため、子どもを預ける施設を探す際にはその違いを理解しておく必要があります。今回は託児所と保育所の違いについて見てみましょう。

託児所は、保護者の代わりに子どもを預かり、面倒を見ることを目的としている施設です。そのため保護者が仕事をしていなくても託児所に子どもを預けることができ、自宅周辺に新規入園に対応している保育所や幼稚園がない場合などにも託児所を頼ることができます。子どもを預かることが目的である託児所は、保育士資格がなくても基本的に職員として働くことが可能です。

一方保育所は、保護者の仕事や疾患などにより家庭内で保育ができない乳幼児を対象とした施設となっています。0歳から小学校就学前までの子どもの成長を促すための「保育」を目的としている施設です。保育所で働く場合には、保育士資格の保有が求められます。

そのほか託児所と保育所の違いとして挙げられるのが、子どもを預かってもらえる時間です。託児所では基本的に24時間子どもを預けることができますが、保育所の場合は施設によっても違いはありますが7時から18時までというところが多く、原則の保育時間は8時間から最大で11時間となっています。

また保育所と幼稚園にも違いがあり、一般的に幼稚園では満3歳から小学校就学前までの幼児を受け入れています。年少から年長までの2年間で幼稚園に通うことも可能で、保護者の選択は自由です。稀に2歳の幼児を一時保育などで受け入れる幼稚園もあります。